平屋のメリット・デメリット
おはようございます(^^♪
鈴木です(^O^)/
今日は、平屋のメリット・デメリットについてお話しします。
グラシアホームで注文をされるお客様の8割は熊本地震を境に平屋で建てられる方が多くなりました。
近年において平屋の人気が高まっている理由は、平屋に住むことで得られるメリットが多くあるためです。
そこで
平屋に住むメリット
自由度が高い
平屋は上部に居住スペースが存在しないため、荷重を支える柱の数が少なく済みます。
柱の数が少なければ間取りの自由度が高くなり、理想通りの住宅を実現しやすくなるでしょう。
大広間など大きな空間を持つ部屋も作りやすいため、多人数が集まる場としても最適と言えます。
また新築注文住宅の平屋であれば、天井のバリエーションも非常に豊かです。
屋根の傾斜を活かす勾配天井や、構造の梁を見せるおしゃれなデザインなど自由自在に設定できます。
屋根裏収納やロフトなど、上部のスペースが必要な設計も可能です。
構造が安定しやすい
日本では台風や地震の被害が多いため、住宅も災害に耐えられる建物を設計する必要があります。
災害時により安心できる住宅を求めている方にとって、構造が安定しやすい平屋は最適な住宅です。
家は縦に長くなるほど、台風の風や地震の揺れの影響を受けやすくなります。
昔ながらの平屋は、耐震性が高い家の形と言えるでしょう。
さらに平屋は構造的に安定しているため、庇(ひさし)を大きくとれます。
大きな庇(ひさし)は、窓を開けても雨が室内に入りにくい利点があります。
大きな屋根にはソーラーパネルも設置できるため、環境に優しい住宅を実現することが可能です。
バリアフリーが実現できる
最適な住宅構造は、住む人の年齢によって変化します。
若い時には魅力を感じていた多層階住宅も、高齢になると階段の上り下りが辛くなるでしょう。
その点、平屋はバリアフリー住宅として最適な構造です。
上下の移動がないフラットな動線は、移動に要する労力を格段に抑えられます。
段差をなくすことで、高齢者でもスムーズに歩けるでしょう。
さらに、フラットな動線は掃除や洗濯がしやすく、若い夫婦にもメリットがあります。
自由度の高い間取り計画と組み合わせることで、効率の良い家事動線の住宅建設が可能です。
修繕費用が抑えられる
住居にかかる費用は、購入時だけとは限りません。
修理やメンテナンス、さらにリフォームなどさまざまな場面で修繕費用が必要となります。
平屋は多層階住宅と比較して、維持にかかるランニングコストを抑制することが可能です。
例えば、多層階住宅で上階にトイレや浴室を設置した場合、排水管のつまりや水漏れにより、下の階にもダメージを与える可能性があります。
一方で、平屋は1階しかないため、他階へダメージを与えることがなく、該当の場所の修繕だけで済みます。
さらに平屋は、外壁の塗装や屋根の修繕を行う際も大掛かりな足場を組む必要がありません。将来の住宅リフォーム費用も、大幅に抑えられるでしょう。
コミュニケーションが取りやすくなる
家族で暮らす住居は大切なコミュニケーションの場でもあります。
常にお互いの様子を確認することで、家族の繋がりを意識できるでしょう。
平屋はワンフロアとなるため、生活する中で自然に家族同士の顔を見合わせる機会が増えます。
玄関から個室へ向かう際にリビングを通る設計であれば、プライバシーを確保しつつ、いつでも声を掛けられるという安心感もあります。
常に家族との繋がりを感じていたい方にとって、平屋はメリットを強く感じられるでしょう。
平屋のデメリット
平屋の購入を考えている方は、メリットだけでなくデメリットも把握しておくことが重要です。
デメリットを予め知っておけば事前に対策できるため、失敗の可能性を最大限まで抑えることができるでしょう。
広大な敷地が必要となる
平屋住宅は、すべての部屋を1階に作ります。
子ども部屋・和室・書斎など希望の部屋が多ければ多いほど、広大な敷地が必要となるでしょう。
田舎の土地がある地域であれば広大な敷地を確保しやすいものの、都会では必要な敷地を確保することが困難なケースも多くあります。
さらに土地は各市町村によって、敷地面積のうち建築面積の割合を表す建ぺい率が設定されています。建築プランを立てる際は、建ぺい率に考慮する必要があることを必ず覚えておきましょう。
防犯面は注意が必要となる
敷地面積が広ければ、監視の目が届きにくいデメリットがあるでしょう。
平屋は1階部分に部屋が集約されるため、空き巣が狙う出入り口も多くなります。
そのため、多層階住宅と比較して、特に防犯面で注意が必要です。
大きな窓は空き巣にとって壊しやすいため、二重ガラスや窓フィルムが有効的です。
さらに、人感センサーや防犯カメラの設置も防犯に役立ちます。
また、敷地に砂利を設置するアイデアも、防犯と景観の両方に効果的です。
日当たりが確保しづらくなる
平屋は敷地面積が広くなると、中心部に日が当たらない場所が出てくる可能性もあります。
部屋の場所によっては日当たりを確保しづらく、採光には工夫が必要です。
間取りをコの字型や口の字型にして中庭を設ける
天窓を設置する
しかし、上記のような方法は建築費が高くなりやすいため、コスト面との兼ね合いが困難となる可能性もあります。
また、比較的コストが安いアイデアとして、北側にも窓を設置する方法もあります。
採光を広くとることで、日当たりを確保できるスペースを増やせます。
さらに窓を増やすことで、採光面が増えるだけでなく、家全体の風通しも良くなるでしょう。
平屋住宅で失敗しないためのポイント
平屋住宅で失敗しないためには、建築する敷地の選定が重要です。
周辺に高層マンションや店舗が多い地域は平屋住宅には適さないでしょう。
他に、敷地が必要以上に広くなれば庭の植栽の管理や固定資産税などの税金の負担も多くなるため、生活に不便がない程度の郊外で、適切な面積の土地を選ぶことも重要です。
また家族といえども、プライバシーや個々の考えを重視する場合や、生活の時間帯が大きく違う場合には、動線を上手に分ける必要があります。
現在は建築技術が発達しているため、平屋住宅の建築後に2階建て住宅に増築することは可能ですが、多額のコストがかかってしまいます。
平屋住宅に限らずどの住宅においても、家族のライフスタイルや考え方と、家のサイズや構造がマッチしているかどうかを、十分に検討する必要があることを覚えておきましょう。
最近では平屋のデザイン住宅も増えており、選択肢が広がっています。これからの時代に適した平屋住宅の価値は、今後ますます高まっていくでしょう。
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